【第3話】パンサー戸川のオーストラリア留学日記

こんにちは、英会話講師パンサー戸川です。

今回は、

「オーストラリア留学日記第3話」

をお届けします。

 

第1話はこちら

第2話はこちら

 

■リサの家に到着後、リサは、

リ:「アキーオ、お腹すいたでしょー?40分くらい待ってー。今から夕食作るから!」

戸:「おー、サンキューサンキュー!」

 

と言われたので、リビングにあるテレビで
ちょうどその時間に、「シンプソン」が
映っていたので、それを観ていました。

もちろん、全て英語です。

「あかん!早すぎて何言うてるか、ぜんっぜんわからへん・・・。けど、何とか1語でもええから、聴き取れる様にしないと!」

と思ったのは、最初の5分だけでした。

だいたいの物語の流れは
わかるものの、まだまだ
不十分でした。

 

約40分後、

リ:「アキーオ!ディナーイズ レディー!」

戸:「サンキュー!」

 

勢いが良かったのはここまで。

英語が分からないのと、
もともとシャイな性格で、
余計に何を話したら良いのか分からず、
テレビの音だけの、二人でテレビを
観ながら夕食をしているだけでした。

 

「お腹は満たされたし、この何か気まずい空間から早く脱出したい。何とかしないと・・・。」

 

考えて考えて、
考え抜いた結果、出た言葉が、

戸:「サっ、さんきゅう ふぉー でぃなー。アイム ごーいん とぅー ベッド。」

リ:「OK! ハブ ア グッ スリープ!」

 

何とか自分の
知っている英語を振り絞り、
部屋へ移動できました。

 

「何て、カンタンでそっけない英語。。。日本語やったらすらすら~言えるのに。あー、情けないなぁー・・・。でも疲れたー。しかも、せっかく夕食作ってくれたのに、皿も洗えてへんやん。あー!!!出来てないやんかー!もしこのまま何もしないとこの訳の分からない状態がずっと続くんやな、考えただけでも恐ろしい。何とかせんと。」

 

そう思い、鞄の中をごそごそ。
そして自分が取り出したのが、
「電子辞書」でした。

これが唯一の頼りでした。

当時は、音声機能が
ついていないやつを持っていたので、
発音は分かりませんでした。

 

しかし、

「何とかしないと、英語出来ないまま終わってしまう」

と感じたので、僕は次の行動をとりました。

 

・今日起った事を思い出す。

・英語は聞き取れなかった。

・その時々の場面で、自分は何を言いたかったのかを思い出した。

この3つを実践しました。

 

とにかく心の中は「必死」でした。
聴けないのは時間かかる。

それはうっすら分かっていました。
いつ聴き取れる様になるのかも分からないので、
正直不安でした。

 

でも、

「出来ることは少しずつで良いからやろう」

そう決めました。

 

だから、今日の出来事を振り返り、

「自分の言いたい事、言いたかった事」

を電子辞書で調べました。

 

不思議なもので、このような「環境」に身をおくと、
必然と「やる気」のスイッチが入ったような感覚になりました。

 

「ちょっと待てよ。明日は確か日曜日。学校行くまで、もう1日にあるやんか。うわー、何すんねんやろ?もうこの状況は避けられへん。しかも、まだ学校への行き方とか全然分かってへん。これも、もちろん聞かないといけないよね?何て長い道のりなんやー。。。。」

 

正直、心はボッキボキに折れまくっていました笑

 

見えない先。どれくらいオーストラリアにいるのかも分からない。
そんな事を色々考えながら、その夜は疲れていたのか、
気づいたら部屋のランプをつけっぱなしで寝ていました。

 

■日曜日。朝の8時頃の起床でした。

「はっ、気づいたら寝てた。ちょっとトイレ行こう」

 

ベットから出て、ドアを開け、
そーっとトイレへ。リサはまだ寝てるみたいでした。

「今日何すんねんやろ?」

気持ち良い目覚めは一瞬だけで、その後は

「今日は何が起こるんだ?まだ2日目やぞ。全てが新鮮で良いのは良いけど、ちょっとしたドラマやんこれ」

と不安に変わっていました。

 

「あっ、お腹すいたなー。この場合、どうしたら良いんやろ?勝手に冷蔵庫の中探っていいんかな?でもお気に入りの何かを食べてしまったら何か言われるし、それ言われた所で英語ききとれへんかったら~?」

 

そうこう考えてるうちに、
リサが起きてきました。

 

リ:「モーニング、アキーオ!ヨクネレマシタカー?」

戸:「ぐっど もーにん! いやーいやー!おーけーおーけー!」

リ:「イイデスネー! ブレイクファースト?」

戸:「やっ、プリーズ!」

 

本音は自分で作りたかったのですが、
何て言ったらいいのかさっぱり。

 

なので、リサに任せました。

朝食はトーストにジャム。
ミックスジュースでした。
もちろん、食べてる時は無言。

 

テレビの音だけ。

「この空気・・・あー・・・」

そう思った自分は
必死に英語を振り絞って、

 

戸:「リサ!あー、とぅでぃ?わっと?どぅー?うぃー?プラン?OK?」

リ:「あー、OK! アイウィルテルユー。オツタエシマース!」

その日の予定はこうでした。

 

・洗濯機の使い方

・バス停の場所、そこまでの行き方&学校の行き方

・近くのショッピングモールまで買い物

・その後は自由時間

これらをこなしました。

 

洗濯機の使い方では、
とにかくリサの説明を見よう見まねで覚え、
バス停の場所と行き方、学校までの道のりは
ペンで書いてもらい、何とかOK。

ショッピングモールでは、
あまりにも広いショッピングモールと、
食料品の大きさ、外の天気の暑さ、
サングラスの調達、などなど。
買い物をたくさんしました。

 

何だかんだしているうちに日が暮れ、夜に。

ご飯も済ませ、少しは、英語感覚に慣れたかな?
とうっすら感じながらも、ぎこちない英語。

もうここまでくれば、
英語話すの恥ずかしいとか
言ってる場合ではありませんでした。

 

言わないと伝わらない。
下手でもええから。リサに、

「あいむごーいんぐ ベッド。 さんきゅー」

と言って、部屋に向かい、
明日の、初語学学校の準備をしました。

「ここまでの2日間は、ほんのウォーミングアップやな。明日から本番。パンフレットとか、学校の外観はよく分かるけど、授業内容とか、先生とか、あっ、後生徒どんな人おるんやろ?1つだけ叶うとしたら。。。日本人の人お願いやから、一人でも良いからいてー!!!日本語喋りたいー!!!」

無理もありませんでした。

この2日間、英語のみ。
日本語一切喋っていません。
いや、喋りました。

独り言で・・・。

 

普段独り言を言わないのですが、
この時だけはよっぽど
日本語話したかったのでしょう、
寝る前何かしらぶつぶつ言うてました。

 

携帯ももちろんないですし、
当時パソコンとか、アイパッドとか
ないんです。

 

本当に本当に、日本語に飢えていました。

こんな経験初めてでした。

「ホンマに!1人で良い。1人だけで良いんです。誰か日本人の人とめっちゃ喋りたい!母国語喋りたい!」

この時は、英語を忘れていました。

 

いや、ほんの少しだけ英語環境から
「逃げたかった」んです。

その時は、分からなさすぎて
「ストレス」しかなっていませんでした。

しかし、語学学校に日本人が
いる保証など一切ありません。

 

ひたすら、心の中で

「日本人どこやろ?日本人おってな!頼むで!」

と思いながら明日の
語学学校の準備を済ませ、
目覚ましをセットし就寝しました。

続く

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