【第4話】パンサー戸川のオーストラリア留学日記

オーストラリア留学日記

こんにちは、英会話講師パンサー戸川です。

今回は、

「オーストラリア留学日記第4話」

をお届けします。

 

第1話はこちら

第2話はこちら

第3話はこちら

 

■朝六時半。7月は、日本と違い
オーストラリアは冬の季節。
そこまで寒くはないのですが、肌寒い朝でした。

 

「遂に今日から語学学校初日やな。あー、緊張するし、ワクワクもする。でも、不安は常にあるわ~。とにかく早く着替えて、学校のオリエンテーションに間に合うように早めに行こ!」

 

ベッドから出て、着替え、
顔も洗い、準備は整いました。

さすがに朝は早いので、
リサはまだ起きていませんでした。

家を出る前、少し朝食を
取ろうと冷蔵庫の中を見ました。

すると、何やらリサから
メッセージ入りの
サンドイッチが入っていました。


大人のやり直し英会話カフェレッスン【奈良出張&初心者・初級者向け】

「何やろ?」

読んでみると、

「アキオ、これはあなたのお昼ごはんですよ。忘れずに持っていってね!」


と書いてありました。

 

「おー、リサありがとうー!」

心の中でつぶやきながら
朝食を済ませ、家を出ました。

 

 

10分ほど、バス停まで
歩かなければなりませんでした。

しかし僕は全然苦痛では
ありませんでした。

「おー、何か映画とかでこんな光景よく見るよなー!アメリカのドラマとかでよくある光景♪うーん、そのまんまやな!」

とウキウキしていました。

 

約10分後、バス停に到着しました。

大人のやり直し英会話カフェレッスン【奈良出張&初心者・初級者向け】

すると、すでに10人くらいが
バスを待っていました。

 

「遂に着いた!後は、語学学校行きのバスを捕まえるだけやな!確か、Sunshinecoast Uni,と書いたバスを捕まえると良いんやな!よし、ちゃんと時間も確認したし、待っておこう!」

 

内心ドキドキしながら、いつ外国人に
話かけれても良いように心の準備だけはしておきました。

でも、リスニング力は
全然低いままでした。

 

5分くらい経った後、道路の向こう側から
Sunshinecoast Uni」と書いた
バスがやってきました。

 

大人のやり直し英会話カフェレッスン【奈良出張&初心者・初級者向け】

「あっ、あのバスや!あれを乗らないと!」

すぐにバスに近づき、
バスが停まるのを待っていました。

「お金も出す準備できた。よし乗ろう!」

様子が変でした。

 

バス停で停まるはずのバスが、
スピード全く落とさず進んで
行くではありませんか!!

「おいおい!そのスピードで停まるのは無理やろ!どないなってんねん!」

すると、バスはそのまま
バス停に停まらず、
通過していきました。


「何でやねん!!何で通り過ぎるねん!!明らかにバスの中の人満員じゃなかったし、何で停まへんのやー!」


バスが通り過ぎて行くのを目で追い、
ぽかーん、としていました。

その時、50代くらいの
女性が僕に近寄り、
何か説明をし始めました。

 

 

すると、全てが聞き取れた訳ではなかったのですが

「自分が乗りたいバスが来たら、手を振ってバスに乗りたいという意思を伝えないといけない」

と言う風に聞こえました。

 

 

「だからかー。全然知らなかったー。うわぁ、早めに学校着きたかったのに。」

しかし、幸運にもすぐに
サンシャインコースト大学
(付属語学学校)行きのバスが来たため、
無事乗ることが出来ました。

 

バスに乗る前、先にバスの運賃を払うスタイルでした。

 

「うわぁ、絶対喋らなあかんよな。恥ずかしいとか言ってられへん。確か、こうやな。」

僕:「はっ、ハロー。 ゆにばーしてぃ、さんしゃいんこーすと、、、、おー、OK?」

バスのおっちゃん:「ヤーヤー!ワンウエィ?リターン?」

僕:「えっ、えー、何か全然分からん。ワンウェィ言うた?何かわからんから、ワンウエィにしとけ。」

僕:「わっ、わんうえぃぷりーず。」

バ:「OK!」

僕:「さんきゅうー!」

 

何とか切り抜けました。

 

「あー、緊張した。この緊張感いつとれんねんやろ。言うたら言うたでドキッ!!とするし、聞かれたら聞かれたでドキッッ!!ってする。もうこのドキドキから早く解放されたい・・・」

バスは約40分ほどで
サンシャインコースト大学に着きました。

そして、その隣に語学学校がありました。

大人のやり直し英会話カフェレッスン【奈良出張&初心者・初級者向け】

「うわぁー!!これが語学学校かー!大学もめっちゃ広いし、大自然に囲まれてるやん!空もキレイやし、空気澄んでるなぁー♪」

色々な事を感じながら、
バス停から、語学学校の入口まで歩きました。

 

約3分ほど歩いたでしょうか、
地図に書いてある通りにいくと、
そこまで辿り着きました。

「この階段を上がって行くんやな。」

そう思い上がって行きました。

 

次の瞬間、何気なく階段の上から
景色を見渡していると衝撃的な
風景をみてしまいました。

大人のやり直し英会話カフェレッスン【奈良出張&初心者・初級者向け】

「かっ、カンガルーめっちゃおる!!しかも芝生でごっつくつろいでるやん!こんな光景初めてやわ!」

そうなんです。ここの、サンシャインコースト大学。

ところどころ芝生あるのですが、
そこらじゅうにふつーに、
カンガルーがいるんです。

奈良県出身の方なら分かると思いますが、
奈良公園の鹿みたいな感じです。

それが当たり前なんです。

 

 

しかし、当時のぼくからすると、衝撃的な光景でした。

「何て所なんだ!」

約2分くらいぼーっとその光景を見ていました。

 

その後時計を見ると、
「あっ、そろそろ行かないと。」
そう思い、語学学校の受付まで行きました。

 

 

そして、受付に行く前に、

「遂にやな。用紙見せるだけやけど、何とかして聞き取れるようには努力しよう。あっ、どんな人おるんやろ。さっきバスで乗ってた人何人か、近くにおるしな。何か全然知らない国の人もおったしな。何ジンやろ?あっ、日本人おるかなーおるかなー、おってほしいなー。日本語むっちゃ喋りたい!」

この時、日本語喋りたい
ストレスはピークでした。

 

「よし、行こう!」

 

そう決め、受付まで行きました。
すると、受付のおばちゃんがいました。

 

僕:「ぐっ、ぐっもーにん。あー、あいー、あー、けいむ ひあ。」

お:「グッモーニン!ハウアーユー?OK! ヨウシミテイイデスカー?」

僕:「あいむぐー。やー、ひあ ゆー ごー。」

お「’&%()#”%’&’&))&’((O’’、OK?」

僕:「やーやー。」

 

早すぎて何を言ってるのか
分からなかったので、適当に返事をしました。

分からなかったら、YESで
解決するやろうと言う甘い考えを
もったままでした。

 

とりあえず、その辺で待っておいてー、
と言う風な感じだったので、近くの椅子で
座りながら待っていました。

「おー、結構広いやん。どれくらい待つねやろー?」

一旦座ったのですが、やっぱり落ち着かず、
辺りをキョロキョロしていました。
やはり初めての場所だったんで
落ち着かなかったのでしょう。

 

色々な所ばっかり見ていました。

その時です。僕の前方に女性二人組がいて、
教室の方へ向かって歩いて行きました。

 

僕は、その光景を見て、

「あっ!!」

と思わず声を出してしまったのです!!

続く

コメント

タイトルとURLをコピーしました