【リスニングアップのコツ】ボキャブラリーの増やし方と「音」と「映像」の繋げ方。

リスニング

【リスニングアップのコツ】ボキャブラリーの増やし方と、「音」と「映像」の繋げ方

こんにちは、英会話講師パンサー戸川です。

 

今回は、

「リスニングアップのコツ」

として、色々書いていきたいと思います。

 

今回は、

「ボキャブラリーを増やす」

と言う視点から、お伝えしてきたいと思います。

 

もちろんですが、単語を知らないと何を言っているのかを理解することができません。

しかし、単語を知っている「だけ」では聴き取ることはできません。

 

どう言う事かというと、

1)その単語の「音」が理解できる。

2)その単語の「意味」が理解できる。

3)瞬時に「映像」として頭に思い浮かぶ。

 

この3つが合わさっての、

「単語を知っている(=理解できる)」

と言うことになります。

 

1)その単語の「音」が理解できる。

まず最初の1)なのですが、これはどういう事かと言うと、

「テーボーと聴こえて、tableと言う文字が出てくる」

と言う事です。

 

私たちの多くは、最初tableと言う単語を見ると、

「テーブル」

と言う「音」で覚えてしまっています。

 

しかし実際の発音を聞いてみると、

「テーボー」

になっているのです。

 

この時、いくらtableと言う単語を知っていても、「正しい音」を知らなければ、実際の英会話でtableと言う文字は出てきません。

 

むしろ、「全く違う何か」になって出てくるか、「???」が出てきます。

 

なので、「テーボー」と聞こえたら、

tableと言う文字が出てくるようにします。

例)テーボー=table

これで、1)の「音が理解できる」と言う事になります。

「文字」と「音」を一致させる、と言う事ですね。

 

2)その単語の「意味」が理解できる

次に、2)の

「その単語の「意味」が理解できる」

これはどう言う事かと言うと、

 

「テーボーと聞いて以下の絵が頭の中に出てくる」


と言う事になります。

 

この状態になると、

・絵でダイレクトに理解している

・日本語を介さず理解している

・英語で理解している

となります。

 

なのでまとめると、

テーボー→table&上記の絵

これが瞬時に理解出来るのです。

 

これが2)の、

「その単語の「意味」が理解できる」

と、言える事になります。

3)瞬時に映像として頭に思い浮かぶ

因みに3)は、2)と、ほとんど一緒です。

 

今回紹介した3つが合わさって、「単語を知っている」となり、この数をなるべく多く増やすことによって、聴き取れる範囲が広がっていくと言う事になるのです。

 

コツとしては、最初は長い文章を聞き取れなくても結構です。

 

例えば、

 

I like coffee.

He likes chocolate.

She doesn’t like apples.

I usually wake up at 7 every morning.

等の、既に中学生で習った単語(※特に、音と映像を合わせる作業)を丁寧に行っていきます。

 

そうすることによって、今まで覚えていた「日本語発音の英単語」から、「正しい発音の英単語」で覚えていくようにしていきます。

 

この数を増やしていくと、

徐々に「聴き取れる範囲」が広がって行きます。

 

最初に書いた文章の、

I like coffee.

であれば、

 

1) I

2) like

3)coffee

→ I like coffee.

僕の場合、このように「映像」として、

頭に出てきて理解している形になります。

 

上記はあくまでイメージでしたが、僕がお伝えしたい事は理解して頂けたと思います。

 

このような映像を出来るだけ多く増やし、瞬時に理解出来る数が増えると、「聴き取れる→リスニング力がアップする」と言う事になります。

 

1つ1つ丁寧に、音と映像と文字の3つを合わせて行く必要になりますが、段々と出来るようになって行きます。

 

なので、焦らず1つ1つ楽しみながら、ボキャブラリーを増やして頂ければなと思います。

 

オーストラリア留学時代に実践していたリスニングアップ法とは?

1日8時間えいご漬け生活

僕がオーストラリアに留学していた頃、基本以下のような生活を送っていました。

 

■平日(月~金)

・朝~夕方:語学学校

・夜:韓国人等の友達と英語でお喋りor英語DVDを観る。(※その中でも日本人の友達とも日本語や英語でも話していました)

 

■週末(土日)

・朝:FRIENDS DVDを観るor部屋でつけっぱなし。

・昼:昼ご飯を食べながらDVDを観る。

・夕方~夜:日本人の友達と喋る。

このような生活を送っていました。

 

もちろん海外なので、英語環境が整っている事は言うまでもありません。

しかし、プラスアルファで、自身からも「環境を整える」と言うことを実践していました。

リスニング力が上がる環境を整える。

 

いわゆる、

「えいご漬け」

と言うモノです。

 

このえいご漬けですが、色々な目的があります。

 

例えば、

・DVDを分からないフレーズがあれば意味を調べ、何度も観る。

・如何に正確な英語を理解すると言うより、「内容」を理解する。

・英語の「音」になれる為、つけっぱなしにする。

 

これらの目的で「えいご漬け」生活を送っていました。

 

特に今回でお伝えしたい事は、

「えいご漬け生活を当たり前にする」

と、言うことです。

 

「1日でも早くリスニングを上達させたいんです!」

 

これを一番に持ってくるのであれば、

「1日8時間えいご漬け生活」

を送ります。

 

因みに、この8時間と言うのは

「言っている内容を全て正確に理解する」

と言うことではなく、

「英語に慣れる」と言うのが目的です。

 

 

もちろん別時間で、

・ディクテーションの時間

・精聴の時間

も追加されます。

2日おきに1回のリスニングディクテーションでOKです。

 

毎日「ディクテーション」はしんどいと思うので、1日、もしくは2日置きにするのが良いでしょう。

 

時間も今までの生活から変えないといけないので、1日24時間の中で、TVの時間や削れる時間を見つけ、「えいご漬け」に充てます。

そうすることで、「英語を聴く」と言う事が“当たり前”になってきます。

 

今までは、

英語を聴く=特別なこと

になっていたと思います。

英語を聴くことを習慣にする。

しかし、これからは

英語を聴く=習慣

にします。

 

習慣なのだから、英語がある生活が当たり前になるのです。

 

もちろん個人差はありますが、慣れるまでの時間は多少かかります。

 

なので、途中何回も出来ない日があると思います。

 

ですが、それでも全然構わないので、

「途中何度も抜けたけど、まー仕方ないよね。よし、やろう!」

と、続けるように心がけて下さい。

 

すると、何度も出来ない時があるかもしれませんが、徐々に出来るようになってきます。

 

「いきなり8時間は厳しいです・・・」

と言う方は、20分からで結構です。

1日20分からでもOKです。

「これなら毎日続けられるかも」

のラインを設定して、少しずつ増やして行って下さい。

 

そうすると、

リスニング=当たり前

に変わってきますから。

音読でリスニング力を上げる方法

実はこのお話は僕の事ではなく、生徒さんのお話になります。

こちらの生徒さんはリスニングに伸び悩んでおり、以下の方法を提案しました。

 

それが、

「毎日30回音読をして下さい」

と言うことなのです。

 

そして1週間後、生徒さんに聞いてみると、

「最初は音読するのも遅く、30回読み上げるのに1時間もかかっていました。しかし段々と慣れてきて、最終的には読むスピードも速くなってきました」

と言っていました。

 

更に、

「声に出して読むスピードが速くなってくると、自然とその速さの音声も聴き取れるようになってきました。」

と伝えて下さいました。

 

実は、以前のレッスンでは英語の音読をして頂いている時やスピーキングではぎこちなさや遅さがありました。

ですが、先日のレッスンで音読をしてもらうと、「英語のリズム」になっていて、スムーズに読むことが出来ていたのです。

 

もちろんこれから「数」をこなす事にはなりますが、生徒さん自身“身体で”「繰り返しの大切さ」を理解された様子でした。

 

実は、リスニングを上げる方法はシンプルで、

「繰り返し」

なんです。

繰り返しのメリットとは?

しかし、リスニングに伸び悩んでいる方に共通しているのは、

・単に回数をやっていない

・“頭では”理解している

これだと思うのです。

 

もしリスニングに伸び悩んでいる方は、例え1つのユニットでも良いので最低30回は音読とリスニングをやってみて下さい。

 

理想の音読回数とは?

理想は30回。もちろんリスニングは英語音声のみです。

 

日本語音声があると、「日本語脳」が活発になってしまい、「英語脳の回路」が活性化しないからです。

 

正に、「えいご漬け状態」にするのです。

それを1週間だけまずはやってみます。

すると、嫌でも頭に入ってきます。

 

これが“身体で”分かると、

「なるほど。これくらいの回数が必要なのか。そうすれば、他にも応用していくと、それぞれのシチュエーションに強くなり、最終的には全体をカバー出来るようになる」

と言うことなのです。

シチュエーションを限定した音読法

シチュエーションと言えば、例えば

・カフェにて

・ショッピングにて

・入国審査にて

・etc…

などです。

 

このように、1つ1つを分けて見ると場面は限定されます。

 

しかし、これらの数を1つ1つ丁寧に大量にこなして行くことにより、それぞれの場面がカバー出来るようになります。

 

そして、大量にこなして行くうちに、

「あれ、この表現前にも習ったぞ。この場合も同じなのか」

等と言う「共通する何か」が見つかります。

 

数をこなせばこなすほど、要領が良くなり、「コツ」が掴めます。

 

そうなれば、言葉では説明できなくとも、身体がどうすれば良いか知っている状態になるのです。

 

後は、やり続けるのみ。

 

実践する大切さ。

僕も日に日に感じることなのですが、

1)コトバだけで理解する

2)実践して理解する

この「差」はとてつもなく大きいと感じています。

 

コトバにして言うのは簡単だけど、やって見せるとまた違う。

更には、2)の方が「腑に落ちる」のです。

 

要は、如何に多くのことを腑に落とした状態にあるかどうかが、言えるのではないかと思います。

あまり多くを言うと混乱するので全ては言いませんが、今回はリスニングだけに限定しました。

 

もしリスニング伸び悩みの方がいれば、とにかく

1)リスニングは毎日1~2時間は聴く。

2)音読は1日最低10回。理想は30回。

 

この2つを愚直に守って実践して頂ければ、何かしらの変化は出てきます。

まずは7日間のみで良いので、リスニングを上げたい方は是非やってみて下さい。

 

それでは今回はこの辺で。

ありがとうございました!

 

●こちらの記事もよく読まれています

ページが見つかりません。 - 3秒英会話!中学英語で話せる日常英会話。パンサー戸川公式ブログ
ページが見つかりません。 - 3秒英会話!中学英語で話せる日常英会話。パンサー戸川公式ブログ

 

冠詞のaをつける・つけないってどこで判断するの?
こんにちは、英会話講師パンサー戸川です。 よく生徒さんや英語学んでいる方からの質問や疑問が多いのですが、その中でも今回の、 「aを付ける・付けないはどこで判断すれば良いのかわかりません」 という声が結構多いです。 そこで今回は、 「aを付け...

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました