仮定法過去を1つ1つ分かりやすく解説しました。

英文法

こんにちは、英会話講師パンサー戸川です。

 

今回は皆さんが苦手の文法の1つである、

「仮定法過去」

について詳しく説明したいと思います。

 

1つずつ進めて行きますので、
安心してくださいね。

それでは早速仮定法過去について
理解していきましょう!

そもそも仮定法過去って何?

「仮定法過去」とは、

「~だったら良いのになぁ~」

という風に、

 

「今すぐ現実に起こりえない事や、実現する可能性が極めて低い時に使われる文法」

 

のことを指します。

 

あなたはよく妄想をしますか?

例えば、

「夏のサマージャンボ宝くじで3億円当たったらなぁー」

とか、

「痩せ薬があったらなー」

や、

「トム・クルーズと一緒に写真取れたらなぁー」

「私が北川景子だったら毎日自撮りしてインスタにアップするのになー」

など。

 

これらってなかなか
現実には起こりにくいですよね。

 

そういう時に今回の、

「仮定法過去」

を使って表現する事になります。

 

仮定法過去の方程式は、If+主語+(助)動詞過去形~、主語+would(should,could,might)+動詞原形~で表現します。

例文を1つ書いてみましょう。

英語で、

「宝くじが当たったら、新しいクルマを買うでしょう」

と言いたいとします。

 

この時の英文は、

If I won the lottery, I would buy a new car.

となります。

 

ここから1つずつ解説していきますね。

何故仮定法過去の文章の最初は、”過去形”なのか?

僕が最初に書いた、

If I won the lottery,

の部分。

 

ここで、

「あれ、何で現在形のwinではなく、過去形のwonなのですか?」

というギモンを持ったことはありませんか?

 

実はちゃんとした理由があるんです。

 

何故なら、

「”現実離れした考え方”をしているから」

なのです。

 

大切なのでもう一度言うと、

「~だったらそうするのになぁ、と言う現実離れしたことを今言っているから」

なのです。

 

現在形を表現するとき、
私たちはもちろん
現在形の動詞を使いますよね。

 

be動詞であれば、

・is
・am
・are
・be

を使いますし、一般動詞であれば、

・do(does)
・speak(speaks)
・run(runs)

等です。

 

”現実離れ”しているということは、
有り得ない(もしくは起こる可能性が極めて低い)
と言う意味合いを込めて、「仮定法過去」を
表現する時に”過去形”が使われているのです。
(現実(=現在)から離れている(=過去)に行っている→”有り得ない”と言う気持ちを込めて)

 

「なるほど!そうだったんですね!」

 

はい、そうなんです。

 

「いやいや、そんなの有り得ないよー(現実になる可能性は極めて低いよー)」

 

という時に、今回の
「仮定法過去」を使います。

 

このように、

「よし、私は今から”現実離れ”したことを言うから、しっかり聞いといてくれよな!」

と言う気持ちを込めて、

 

If I won the lottery, I would buy a new car.

という文章になるんですね。

 

他の例文を書いてみると、

・If I were you, I wouldn’t buy the watch.
(もし私があなたであれば、その時計は買わないでしょう)

 

・If I had one million yen now, I could buy this new bag.
(もし私が今100万円持っていたなら、この新しいバッグを買えるのに)

 

・If I were rich, I would quit my job right away and travel around the world.
(もし私がお金持ちなら、今の仕事をスグやめて、世界一周旅行をするでしょう)

 

このような感じになります。

 

まとめ。

今回のポイントは、

1)仮定法過去の方程式を覚える。

2)”現実離れ”したことを言うから、”過去形”になる。

 

この2点を覚えておけば、記憶に残りやすくなりますし、
後はなるべく多くの瞬間英作文を書く、

もしくは、参考書などに載ってある例文を写経する(=そのままノートに書き写す)ことをオススメします。

 

実は僕が仮定法過去の文法をマスターした秘訣の1つに、

「写経をした」

と言うのがあります。

 

参考書に書かれてある仮定法過去の正しい文法の文章を
たくさんのパターンをノートに書き写すことによって、
自然とカラダに染み込んでくるのです。

 

そして数を重ねれば重ねるほど、段々と
仮定法過去の文章を書く時の共通のパターンや、
リズム、書き方などが体得できてきます。

 

そしてスグに習得できたと思っても、
日が経つと仮定法過去の方程式を
忘れている場合が多いのです。
(※今すぐ仮定法の方程式言えますか?)

 

今は覚えている可能性が高いかもしれませんが、
3日後や1週間後には忘れている可能性があります。

なので、定期的に復習することをオススメします。

 

そうすると、スピーキングの時にも
口から自然と仮定法過去の文章が出てきますので、
是非実践してみて下さい。

 

それでは今回はこの辺で。

ありがとうございました!

 

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コメント

  1. yuma k. より:

    いや〜、とっても勉強になりました!だから過去形を使うんですね…。

    • 英会話講師パンサー戸川 より:

      そうなんです。

      この考え方だと、

      「なるほど!」

      と納得して頂きやすいと思います^^

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