こんにちは、英会話講師パンサー戸川です。
「何故日本人は英語が喋れないのか?」
等の記事を過去たくさん見てきましたが、僕が今までの中で一番しっくりくるのが
「特に英語が喋れなくても生きていけるから」
ということです。
実際そうですし、基本的に英語を喋れることに対して「緊急性」がないんですよね。
もちろん仕事で必要とかになってくると、「緊急度」が一気に上がり一生懸命にはなれるのですが、それ以外はこれと言った「緊急度」が基本的に低いです。
緊急度が低い状態だと、仕事と同じような立ち位置ではないので、自然と優先順位も下がりますよね。
このような理由から、
「何十年経っても英語が喋れない」
という事も言えるのではないかと思います。
しかし・・・。
今回僕はここで終わるつもりはなく、もう1つ重要な事実をお伝えしていきたいと思います。
このお話を聞いて頂くと、最初は
「えっ、そうなの?」
と思うかもしれません。
しかし徐々に、
「あー、よく考えるとひょっとしたら私に当てはまるかも・・・」
という気持ちになると思います。
ではあなたが何十年も英語を勉強しても話せない理由。
それは、
「集合的無意識が影響している」
ということです。
「えっ、集合的無意識?何ですか、それ?」
集合的無意識とは?
「集合的無意識」とは、
「多くの人が持っている感情」です。
例えば、
常識、生活の不安、怒り、寂しさ、欲望、恐怖、高揚感、後悔、
嫉妬、比較、疑念、偏った価値観、刺激を求める気持ち、満足感、闇、
これらが当てはまります。
「ノイズ」と言う言葉に置き換えても良いかもしれないですね。
あなたにも以下のような経験はないですか?
・SNSをぼーっと見ていると、気づけばネガティブな感情になっていた。
・2ちゃんなどのサイトを見ていると、普段は批判的な感情ではないのに、そのような気持ちに変わっていた。
・テレビやニュースで「老後2000万円必要」と言われ、一気に不安になった。
・「年金がもう、もらえないのではないか?」という噂も聞き、生きる楽しみがなくなった
・etc…
さてどうでしょうか。僕もあなたの気持ちを不安にさせるつもりはないのですが、このような情報に触れると、一気にネガティブな感情に傾きやすくなります。
これが、
「集合的無意識の影響」
なのです。
僕の考えではありますが、あなたの英語上達を妨げるモノになっているのは、この「集合的無意識の影響」がかなりあると思うのです。
僕もSNSをよく見ますが、英語に関する良い情報もあれば、そうでない情報もありますよね。
これは受けての解釈にもよるのですが、例えば広告で、
「3ヶ月で英語がぺらぺらになりました!」
との声をよく見かけたとします。
ここでプラスに解釈出来れば良いのですが、ネガティブな解釈に偏る方もいらっしゃいます。
「私、これだけ頑張っているのに、全然喋れない。わたしもう無理なんじゃないかな・・・」
という具合です。
そして無意識にあなたの中で「上下意識」が生まれ、「他者と比較」します。
これが最もたる、「集合的無意識」なのです。
脳がハッキングされる感じですね。
この影響を大きく受けて、何十年経っても英語が喋れるようにはなれない、という事も言えると思うのです。
もちろん他にも理由はたくさんありますが、その中の1つにこの、
「集合的無意識の影響」
により、あなたのやる気やモチベーションを挫かれている可能性は高いと感じています。
「そうだったんですね!確かに今そう言われてみると、結構な影響を受けていると思います。それは英語だけでなく、テレビやSNS等も一緒だと思いました」
確かに生命を脅かすようなニュースや情報に長時間触れると、最初は別にそうでもなかったのが、段々不安な気持ちも大きくなり、思考停止、ハッキングされた状態になるのです。
しかし、安心して下さい。
これから「集合的無意識」に影響されない為にはどうすれば良いか?
その対処法をお伝えします。
対処法その1)SNSや批判サイトは見ない、触れない。
某批判サイトなどが特に当てはまります。
僕も過去見ていた時期はありましたが、あまり気持ちのいいものではありません。
そこまでたどり着く例としては、
「Twitter→ブログ記事→某批判サイト」
です。
「あれ、気づいたら何かここまで来ちゃった」
という経験はあるかと思います。
今日限りで、見るのを止めておきましょう。
特に今の時代、年々集合的無意識の影響を受けやすくなっていますので。
対処法その2)ネガティブな情報などを見ない。
特にTVやYouTube、SNSから「不意に」そのような情報が飛び込んでくる時があります。
自分は「見ないように」しているのにも関わらず、気づけばそのような情報が飛び込んできています。
そんな時は、すぐに消しましょう。
やはり見ない事が一番ですね。
対処法その3)集合的無意識を受けやすい「場」に行かない。
例えば、「満員電車」や、「愚痴とか不平不満」「騒いでいる」場所です。
これはリアルな「場所」だけに限らず、「ネット空間」でも当てはまると言うことです。
一番わかりやすいのが「満員電車」です。
乗っている人が全て良い気持ちで乗っている訳ではありません。
むしろそうでない場合が多いです。
しかし仕事の関係上、乗らざるを得ない方がいらっしゃると思いますので、「そうなんだ」位で思っておいて頂ければ良いかと思います。(※過剰に反応する必要はありません)
もしくは、
「私は影響を受けない」
と決めて、結界みたいなのを(イメージで)作る感じですね。
まとめ:集合的無意識が全て悪い訳ではありません。
集合的無意識を使って(理解して)、良い方向に持っていく、又は影響を受けにくくすることだって出来ます。
恐らくこのような概念は今まで知らなかった方が多いと思います。
でも今回のお話を聞いて、そういう概念が生まれ、
「そう言われると、過去を振り返ってみたら、そのような影響をたくさん受けてました」
と気づけた方も多いのではないかと思います。
そしてこれを踏まえて、英語における他者比較や羨ましい、自分を卑下する、劣等感が出てくる、自信をなくす、日本人は英語がしゃべれない、と言う所から、脱出できると思います。
英語だけでなく、「人生」というくくりでも役に立つと思いますので、今回のことを日常生活で活用して頂ければと思います。
それでは今回はこの辺で。
ありがとうございました!
X フォロワー約18万人。TOEIC 915|英検準1級|AUS留学約3年半。帰国後、九死に一生の事故で約2ヶ月半入院。その後フィットネスで約3年働き独立。英語迷子を救い、楽しさを伝え、自信と勇気を持って英語が話せる人を増やすことが夢。ゴルフ・コーヒー・AE86が好き。40歳。奈良県桜井市出身。広陵町在住。
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