モチベーションに頼らない英語勉強法とは?本当に大切なのは、○○化することでした。
こんにちは、英会話講師パンサー戸川です。
これから英会話を始める人、既に英会話は習っているけど始めて間もない人、
そして、
どうすれば自然に毎日英語の勉強に取り組む事が出来るか知りたい人に
お届けする記事です。
何と言っても英会話を習得するには毎日の英語の勉強が必要です。
かと言って、
「英語の勉強=しんどい、苦しい」
と言いたい訳ではありません。
確かに多くの人は勉強と言うコトバを聞けば、あまりポジティブなイメージはもっていないと思います。
ですが、今回はそれを逆転させ、むしろ当たり前のように毎日英語に取り組む方法をお伝えします。
結論は「英語学習を習慣化させる」と言うことです
結論からお伝えすると、
英語を習慣化する
です。
この“習慣化”と言うコトバは色々な単語に置き換える事が出来ますが、今回僕がお伝えする“習慣化”の定義は、
「モチベーションに頼らず、毎日当たり前のように英語をこなしていく、毎日呼吸するかのごとく、英語学習をする。やって当たり前。やらなきゃ死んじゃう」
と言う事です。
このコトバを聞いた時、何をイメージするでしょうか?
例えば毎朝起きた時に顔を洗う人もいれば、トイレに行く人もいます。
寝起きにストレッチをする方もいると思いますし、スマホをチェックする方もいるでしょう。
気合を入れて顔を洗う人はほとんどいません。
この時、
「よーし、気合入れて、モチベーション上げて顔を洗うぞー!!」
とかにはならないはずです。
「あー嫌だなぁ、顔洗うのメンドクサイなぁ」
と思っている人がいるとしても、ほとんどの確率で顔を洗うはずです。
何故ならそれは既にお伝えした通り、あなたにとって“習慣”になっているからです。
むしろ何も考えなくても身体が勝手に動かされるのです。
ここが今回の一番のポイントで、英語の勉強を顔を洗う事と同じように当てはめ、習慣化していくのです。
ではどのようにして英語の勉強を習慣化していくのでしょうか?
誰でも無理なく英語学習を習慣化する方法
それは、
スモールステップ理論
これを使っていきます。
この方法をマスターすれば、毎日英語の勉強をするのが苦ではなくなり、むしろ息を吸って吐くような当たり前の感覚で出来るようになります。
“出来る”と言う表現よりも、
気付いたら勝手にやっている
と言う表現が正しいかもしれません。
今回は英語の勉強にだけ焦点を当てていますが、その他の事にも応用が出来ます。
習慣化が最強ですので、これは是非身に付けて頂きたいと思います。
スモールステップ理論を使い、英語学習を習慣化させていきます。
スモールステップ理論
この具体的な理論とは一体何なのでしょうか?
これは文字のごとく、
小さなステップを踏んで行く
と言う事です。
僕が今までお話ししてきた方や生徒さん等のお話しで一番多かったのが、
挫折
です。
期間としては、3~6ヶ月以内の挫折が多かったのを覚えています。
挫折の原因とは?
この挫折の原因には色々あります。
例えば、目標設定や英会話を習得する為の動機、勉強法など色々な原因があります。
しかし僕がこの中でも挫折の原因となる部分の多くは、
ペースを間違えている
と言うことです。
例えばこれから、
「よし!これから英会話習得する為に頑張るぞ!!」
と気合も気持ちも十分です。
やる気に満ち溢れ、明るい未来、希望、ワクワク、ネイティブとの楽しい英会話。
この時の状態はエネルギーが一番高まっている状態で、ある意味“錯覚”に陥ります。
これは良い意味でも悪い意味でも取る事が出来るのですが、良い意味では
やる気が高まっている状態
だと言う事です。
やる気が高まっている時のデメリットとは?
反対に悪い意味では、先ほどお伝えした通り、ペースを間違える可能性が高くなると言う事です。
具体的には、1日2時間英語の勉強に“急激に”費やし、ダッシュするのです。
実際にこのペースを自覚しているか、もしくはこれらを続けられる力(※続ける事の出来る基礎体力)があれば問題ありません。
しかし、多くは英語を習慣化するまでにペース配分を間違い“バテる”のです。
これってダイエットにも似ていますよね。
確かにダイエットには、
「2ヶ月で-10kg痩せました!」
と言う事はとても魅力的です。
もちろんインパクトはありますし、特に夏は肌の露出が多くなります。
なので、シルエットが冬に比べ分かりやすくなりますよね。
2ヶ月で-6kgに成功したお客様の印象に残った一言。
僕は以前某フィットネスクラブで働いていて、
2ヶ月で–3キロを目指すプログラム
のトレーナーをしていました。
お客さんの中には2ヶ月で-6kg痩せた方もいらっしゃって、とても嬉しかったのを覚えています。
しかし、僕が担当していたお客さんの中の1人が、あるコトバをおっしゃっていたのを鮮明に覚えています。
それは、
「2ヶ月で-3kg痩せるのは嬉しい。でも、問題はその後如何に自分が理想としている体重を維持できるかが難しいのよね」
と。
この瞬間僕は納得しました。
そう考えると、痩せるのは“まだ”カンタンで、その後如何に維持(=継続)出来るかが重要なのです。
いかに無理なく英語学習を継続できるかが、英語ぺらぺらへの秘訣です。
これも英語勉強に当てはめることができます。
“如何に無理なく英語を継続できるかどうか”
ここなのです。
正直、僕もペースは急ピッチではないですが、毎日英語に触れています。
もちろんまだまだ知らない単語もありますし、一度覚えた単語も忘れる時だってあります。
しかし、過去にペース配分を間違えて「やらなくなった時期」もありますので、ペースを守りながらやっています笑
ペースを守ることが習慣化の秘訣。
今回はこの、
ペースを守る
これだけで良いので覚えておいて下さい。
知らないからなのか、過信からなのか原因は人それぞれですが、私達はどうしても
“英語勉強のペースを無視する”
(もしくはしてしまう)
傾向にあるようです。
このペースさえ守って英語勉強を進めて行けば、日常に負担がかかることなく、確実に勉強を継続できます。
今回のお話しのシリーズで第一義的に持ってきているのが、
モチベーションに頼らない
でしたね。
なので、常に省エネモードで英語の勉強に取り組む事ができるのです。
それではこのシリーズ最終章の
スモールステップ理論
こちらを具体的に解説して行きましょう。
習慣化させる為に必要な「英語学習の具体的スケジュール」
以下はあくまで例ですが、大体のイメージを掴んで頂ければ結構です。
初日:英語のテキスト
(例:中学英文法)を開くだけ。
それでその日は終了。
2日目:3分だけテキストを眺める。
3日目:5分だけテキストを眺める。
4日目:be動詞を10分だけする。
5日目:be動詞を15分だけする。
6日:be動詞を20分だけする。
7日:be動詞を20分だけする。
だいたいですがイメージを掴んで頂けましたでしょうか?
必ずこのようにしなければいけないと言う訳ではありません。
僕がここでお伝えしたいのは、
「英語に触れていく時間を徐々に増やしていく」
と言うことなのです。
特に最初は、
「えっ、テキスト開くだけで良いんですか?」
と言う声も聞こえてきそうですが、それだけで構いません。
無茶をしてしまうから”こそ”、敢えて少なくする。
復習としてお伝えしますが、私たちは初日から“無茶”をしてしまう傾向があるのです。
少し前に、
「ペースを守らない」
と言う事をお伝えしました。
気持ちが高ぶる事は悪い事ではありません。
しかし、“一気に”1時間~2時間勉強してしまうのです。
永遠にモチベーションが高いと勘違いしてしまう私たち。
最初は気持ちも上がっているので、あたかもその状態が“長期間続く”ように感じます。
しかし、
上がれば下がる
と言うコトバもあるように、下がる時もやってくるのです。(※ここはネガティブに捉えず、事実として「下がる」として捉えて下さいね)
これは慣れない事を“急激に”した為、元へ戻そうという力が働くのです。
その結果、気付けばやっていないと言う状態になるのです。
続けるコツは「物足りなさを感じること」です。
ある種の
“物足りなさ”
ココからスタートすることで、細く長く、そして、モチベーションに頼らずとも英語の勉強を続ける事が出来るようになって行くのです。
なので、特に最初の3週間ほどは、ある程度の物足りなさで英語の勉強を終わるようにして下さい。
「えっ、もう終わり?もっと出来るんだけど・・・。」
最初はこのくらいで十分です。
腹六分目ぐらいでしょうか。
もちろん毎回英語を勉強する度に、単語の理解や文法を理解することも大事です。
しかしまずは、
英語の勉強を“習慣”付けること
を身に付けるのが優先ですので、是非、この方法を使って英語勉強に役立てて下さい。
あなたが当たり前のように英語学習を習慣化できることを応援しています。
それでは今回はこの辺で。
ありがとうございました!
X フォロワー約18万人。TOEIC 915|英検準1級|AUS留学約3年半。帰国後、九死に一生の事故で約2ヶ月半入院。その後フィットネスで約3年働き独立。英語迷子を救い、楽しさを伝え、自信と勇気を持って英語が話せる人を増やすことが夢。ゴルフ・コーヒー・AE86が好き。40歳。奈良県桜井市出身。広陵町在住。
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